石橋財団コレクション

石橋財団は約2,800点におよぶ美術作品のコレクションを所蔵しています。
その源泉は石橋正二郎が半世紀にわたって蒐集した石橋コレクションです。正二郎は、洋画家の坂本繁二郎や藤島武二との交流などから日本の洋画の本格的な蒐集を進め、後には外国作品にも対象を広げて、国際的にも高く評価されるコレクションを築き上げました。
石橋財団は1961年に石橋コレクションのほとんどについて寄贈を受け、現在も美術館運営委員会の審議のもと、コレクションの充実を図っています。分野は西洋絵画、日本洋画をはじめとして、西洋・東洋の彫刻や陶磁器、中国・日本書画にまで渡ります。また、新たに戦後の抽象画や日本の近世美術も強化するなど、コレクションの幅と厚みの拡大を行っています。

日本洋画

  • 黒田清輝
    《ブレハの少女》
    1891年
  • 青木繁
    《海の幸》
    1904年
  • 藤島武二
    《黒扇》
    1908-09年
  • 坂本繁二郎
    《放牧三馬》
    1932年
  • 藤田嗣治
    《猫のいる静物》
    1939-40年
    © Foundation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo 2021
    C3525
  • 菅井汲
    《赤い鬼》
    1954年
  • 白髪一雄
    《観音普陀落浄土》
    1972年

西洋絵画

  • ピエール=オーギュスト・ルノワール
    《すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢》
    1876年
  • エドゥアール・マネ
    《自画像》
    1878-79年
  • ポール・セザンヌ
    《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》
    1904-06年頃
  • クロード・モネ
    《黄昏、ヴェネツィア》
    1908年頃
  • アンリ・マティス
    《縞ジャケット》
    1914年
  • パブロ・ピカソ
    《腕を組んですわるサルタンバンク》
    1923年
    © 2021 - Succession Pablo Picasso - BCF (JAPAN)
  • パウル・クレー
    《島》
    1932年
  • ジャクソン・ポロック
    《Number 2, 1951》
    1951年
  • ピエール・スーラージュ
    《絵画、26 May 1969》
    1969年
    © ADAGP, Paris & JASPAR Tokyo 2021
    C3525
  • ザオ・ウーキー
    《07.06.85》
    1985年
    © 2021 by ProLitteris, Zurich & JASPAR, Tokyo
    C3525

彫刻

  • コンスタンティン・ブランクーシ
    《接吻》
    1907-10年
    © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021
    C3525
  • アルベルト・ジャコメッティ
    《ディエゴの胸像》
    1955年

陶磁器

  • ブーローニュ441の画家
    《アッティカ黒絵式頸部アンフォラ《ヘラクレスとケルベロス図》》
    紀元前520-510年
  • 中国 龍泉窯
    《青磁鉄斑文瓶(飛青磁花瓶)》
    元時代14世紀

中国・日本美術

  • 因陀羅
    《禅機図断簡 丹霞焼仏図》
    元時代14世紀
  • 雪舟
    《四季山水図》
    室町時代15世紀